社会全体の持続的発展と環境負荷について、私たちはこう考えます。リノベーションは新築の対局としてではなく、すべての新築に必要な行為なのだと。New Normalなモデルルームで、暮らし方の新しいスタンダードを体感してください。
PROJECT DIARY
プロジェクト日記

2022.09.23 (Fri)

PROJECT DIARY Vol.6

イベント開催「スケルトンリノベーションツアー」

ウェブサイト上でプロジェクトや工事の進捗をお伝えしていますが、せっかくなら興味のある人に実際の現場も見てもらおう!ということで、秋分の日の9月23日、解体現場を会場としたはぴりのさん主催のイベント「スケルトンリノベーションツアー」が開催されました。

インスタで告知を目にした方もいるかもしれませんね。今回はそのイベントの様子をお届けします。

ちなみにはぴりのさんは、マイホーム購入やリノベを検討している方向けのイベントを定期的に開催していますが、スケルトンリノベーションツアーは、他のイベントの申し込み数を大きく上回る、計12組もの参加申し込みがありました。当プロジェクトへの注目度の高さが窺えます。

当日はまず、はぴりの代表の山崎さんからプロジェクトについての説明があり、続いてリノベーション事業部長から、築古物件をリノベーションするポイントについて話がありました。

話の中で印象に残ったポイントをざっと挙げてみます。

  • 中古リノベの良さは間取りやデザインを自由に出来ること。新築と比較するなら建売ではなく、注文住宅と比較するべき。
  • 集合住宅のサッシやガラスは共有部なので、自由に変えることは出来ない。
  • 築30年以上経た物件は、フルスケルトンにして配管・配線も変えたほうがよい。
  • 解体してみないとわからないのは事実だが、経験豊富な業者であれば90%以上想定できるし、リノベ費用も解体前に想定できる。
  • これまでの日本の家づくりは風通しが優先されてきたが、これからは断熱などの省エネが重要視される時代。
  • リノベーションは見えるところよりも、見えないところのほうが大事。リノベ業者を選ぶなら、見えないところもしっかりとやる業者を選ぶべき。

個人的には「見えない部分が大事」という話が強く印象に残りました。リノベーションってオシャレな家づくりというイメージが強いですが、実際に長く住んで快適に暮らすためには見えない部分のクオリティが重要で、このワーケーションハウスもそういう考え方でプランニングされています。

イベントが進むにつれて参加者の方々の緊張もほぐれ、質疑応答タイムではいろいろな質問が飛び交いました。なかでも「断熱」についての質問が最も多く、関心の高さがうかがえました。

皆さんが気にされていたのは、どんな中古マンションや団地でも、断熱工事をすることが出来るのか?という点です。それに対する答えは「物件や方法によって異なる」というものでした。これは断熱工事に限らずリノベーション工事全般に言えることで、出来ることや出来ないことには個体差があるということですね。

また、断熱工事のポイントについては、「単なる断熱だけでは不十分で、断熱しながら換気も出来る家にすることが大事。そのためには、室内温度を一定に保ったまま換気ができる『熱交換気システム』を併用することがポイントです」と説明がありました。

ちなみにこのワーケーションハウスも、熱交換気システムを使った最先端の断熱工事を実施する予定となっています。

盛況の中、約1時間ほどでイベントは終了しました。さらに工事が進む10月30日にイベント第2弾の開催が決まっていて、「ぜひまた見に来たいです」と、予約して帰る方もいらっしゃいました。

最後に、参加者の方に感想を聞きましたので、いくつかご紹介します。

最近買った中古マンションのリノベーションを検討していて、今いくつかの業者さんと打ち合わせを進めているんですけど、その方たちの話してる内容が全然わからなくて、勉強したいと思って参加しました。

参加をしてとっても勉強になりました!もともと断熱にも興味があって業者さんに相談したんですが、あんまり話が噛み合わなくて・・・。だけどこのイベントで断熱の仕組みや、ちゃんとやるにはお金がかかるということも知れて、今後に活かせそうです。

いま物件探しをしているところなので、この物件が売りに出されていたことを知ってたんです。自分が見ていた物件がリノベ会社さんのプロジェクトでどんな風になるのか、すごく興味がありました。スケルトンの現場ってはじめて見たけど、こんな風になってるんですね。次回のイベントも参加して、また進捗も見てみたいです。

将来中古のマンションを買ってリノベーションしたいと考えていて、スケルトン状態の家もまだ見たことが無かったので、良い機会だと思い参加をしました。

なんとなくマンションって真四角の箱で垂直水平なものだと思っていたんですが、実際にスケルトンの家を見ると、少し傾いたり段差があったりするものなんですね。それを内装工事で調整していく必要があるという話を聞いて、なるほどと思いました。

断熱についてはそんなに興味は無かったんですが、今日の話を聞いて興味が湧きました。古い建物でもいろいろと手を加えることによって、新築と同等もしくはそれ以上のものをつくることが出来るんだなって、頭で考えれば分かることなんですが、そのことを体感できるイベントでした。

記事を書いている人

福岡市在住のフリーランスWEBデザイナー。
自らも築40年の中古マンションを購入してリノベーションした経験あり。

記事を書いている人
リノベエステイト
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はぴりの!